【30種のイタリアワインと料理で『Salute(サルーテ)!!』】
第二回を開催するにあたって
今回のテーマである
「北イタリア」 をご紹介する記事の第3弾。
前回ご案内した通り、
北イタリアは結構寒い。
いや、かなり寒い。
なので、ある程度の緯度・標高になると
『THE・イタリア料理』と思われている トマトやオリーブも育たなくなります。
オリーブオイルがないので
油脂はバター寄り。
寒いので煮込み料理や保存力の高い食材の存在感が増してきます。
文化としても
フランスやドイツ、オーストリアなどの影響を感じる要素が多々。
料理名や ワイン(ブドウ品種)にも イタリア語らしくないものがあるんです。
例えばこちら、
北イタリア トリノという街の伝統的なデザート「ボネ」。
Bonet と書きます。
最後の t は読みません。
「最後に余った子音字は読まない」という文法、
これはフランス語のルールです。
実際、フランス人の名前にも Bonetがあります。
これはトリノにはフランス文化の影響がある、ということを示しています。
そしてワイン。
この細長いボトル、ドイツワインなどでよく見かけます。
ボトルの形以外にも色々と。
ちょっとアップにしてみましょう。
の文字。
確か ドイツ語。
「南チロル」って書いてあります。
チロル・・・
どこかで聞いた その響き。
そう。
「チロリアン」
あの
「チロ~リア~ン♪」
ドイツ、オーストリア、イタリアの境界あたりに
「チロル」というエリアがあって、
そこのお菓子をベースに生み出されたのが
千鳥屋のチロリアンでございます。
知らず知らずのうちに
実はあなたも、北イタリアのお菓子を食べていたのです。
というわけで、イタリアの食文化の一面をご紹介しました。
2月25日のワインイベントでは北イタリアの風をお届けします。
イベントの詳細はこちら↓↓
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お申し込みはイベントページ、当店のHPお問い合わせページ、
お電話、いずれからでも結構です。
※チロリアンは提供いたしません