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サービスマン大学に参加できなかった方のための復習のコーナーです。

 

今回は「正しい日本語」を学ぶ時間を多くとりました。

 

残念ながら、世には多くの バイト敬語  と呼ばれるものが存在しています。

 

例えば

「こちら、マルゲリータになります

・・・もうマルゲリータになってます。

↑この表現、テレビのグルメ番組でも見かけるのですよね・・。
「あ~、いまの言葉、間違ってるので撮影しなおしましょう」ってやってほしいくらい。

 

 

授業では 〈この日常表現を接客時にふさわしい言い回しに変えてみよう〉をやりました。

以下、例題です。

 

① わかりました

②ごめんけど、できないっす

③ここでタバコ吸うのはやめてください

④どっちにしますか?

⑤コーヒーのほうお持ちしました

 

いかがでしょう。

 

「ふっ、余裕だぜ」でしょうか。

それとも 「むぅ・・ おぬしなかなかやるではないか」、

と腕組みをして考えている方もいらっしゃるでしょうか。

 

 

参加者の方が接客を受けていて驚いたバイト敬語の中には

「なるはやで持ってきます」というものもありました。

なるはや・・ なるはや と来ましたか。 
 
 

話が面白い、分かりやすい、といった要素の前に

まずは 正しい日本語を使う。

 

これは 言葉を扱う仕事をする者の責務と思っています。

 

 

もちろん、状況に応じて 表現の仕方は変わります。

ばりばりの佐賀弁を用いたほうが 相手にとって安心感を与えたり、

感情をこめて伝えることが出来る場合もあるでしょう。

いずれにせよ、正しい日本語を いつでも自分の引き出しから取り出せるように準備しておくことが大事ですよね。

ちなみに。
ある大学の先生が

「相手への印象は何が決め手になるか?」を研究したところ

 

ボディランゲージ 55% 声の調子38% 言葉7% となったそうです。

つまり

何を話すか よりも どのように話すか のほうが圧倒的に大事。 

 

という、ある意味、Vol.2の授業内容を 根底から揺るがす衝撃の事実!笑

 

 

この表現がいつでもベスト! みたいなものはなくって、

お客様に合わせた表現方法を常に模索することが大事という、当たり前の話。

 

サービスマン大学Vol.1のなかで「分かりやすい料理説明」で扱った部分でもありますし、

 

近く 授業でとりあつかう予定の 「障がい者の方への接客」にも通ずるところです。

 

Vol.3以降も どうぞお楽しみに!